NPOユーラシアンクラブ

多摩電力合同会社　訪問報告

市民出資の太陽光発電会社「多摩電力合同会社」訪問報告　         H25.7.11

ユーラシアンクラブ矢部理事が親しくお付き合いしている多摩市阿部市長のご紹介で「多摩電力合同会社」の山川代表とソーラー事業について6月17日意見交換いたしました。

山川代表は環境省委託事業「平成２４年度地域主導型再生可能エネルギー事業化検討業務」に採択された、一般社団法人「多摩循環型エネルギー協会」に属し「多摩電力合同会社」（たまでん）は多摩エネ協を母体として発足した市民ファンドによる屋根借り太陽光発電事業を行う会社です。

都市部がエネルギーを消費するだけでなく発電できるようにすることで原発に頼らない社会を作ることができるという思いで参加した市民の集まりが「多摩エネ協」につながった。

公共施設や集合住宅の屋根にソーラーパネルを設置し20年間の買取制度で売電、利益の一部を市民ファンド出資者に分配し余剰金を再生可能エネルギーの普及に使用する。

これを多摩全域に拡げていき、全国モデルにしていきたい。

営利を目的とするのではなく「市民の志金で地域発電所を作る」、「地域でヒト・モノ・カネ・エネルギーを循環させる」という強い思いを実現させることがこの事業の創設目的だということです。

震災後、ユーラシアンクラブで地元住民の希望を聞いている宮城県石巻市十八成浜（くぐなりはま）の高台移転住宅へのソーラーパネル設置支援や南三陸町の内陸部に堤防を設け、その南面にソーラーパネルを設置する計画などを説明し今後両団体で情報共有できる部分、協力できる部分を話し合っていくこととしました。

ユーラシアンクラブ創設２０周年の冊子、２０周年の集いを扱ったユーラシアンホットライン（ニュースレター１６１号）を手交。

浦川治造さんの映画チラシ、少数民族への支援を行うクラブの成り立ち、10月に予定されている中津川モンゴルフェスティバルの案内なども行い、当ユーラシアンクラブの活動にも興味を持っていただきました。

宮城の進展状況など報告しながら今後の協力関係等協議を進めることとしました。

訪問当日、矢部理事と私2名個人として年会費を支払い会員登録いたしました。

近いうちに第２回の市民ファンドの募集があります。（1口10万円、分配金は２％20年間の予定です）

7月６日、恵泉女学園大学（多摩市南野）で、「たまでん」初の発電事業を開始しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　永田眞一