ユーラシアンクラブ創設30周年プロジェクト服部英二さんが新名誉会長就任
1991年8月、アルタイ山脈でスキタイ(パジリク)凍結王墓発掘プロジェクトを総合プロデュース中に、クーデターでゴルバチョフ大統領が拉致されました。年末に旧ソ連があっという間に崩壊。シベリア抑留をシベリア留学と受け止め、「ユーラシアは一つ」と発信していた加藤九祚国立民族学博物館名誉教授と一緒に、人が支え合う人の輪を構想して創設したのがユーラシアンクラブでした。狭小なナショナリズムとグローバルビジネスで利益を享受する金権主義の思惑でまだ植民地帝国妄想が多くの人、特に女性や子供、お年寄りを犠牲にしながら悲惨な人類史を刻んでいます。もう一度「人とモノをつなぐシルクロード」(加藤九祚)「対話の道」(服部英二)の理想を模索して、「昔があるから今がある」人類史の未来を願って活動を続けます。加藤九祚/九さんはアジアの誇りです。