マレーシア

On 2011/10/17 by 大野 遼

私は現在、家族(妻と、5歳の男の子と3ヶ月になる女の子)と共に
マレーシアのペナンに住みながら主に英語の勉強とイスラム教地域の文化や社会の勉強をしています。
私自身、もともと海外や異文化などに興味がありませんでしたが、
2年前に初めての海外でバックパッカーとしてアジア横断の旅に出ました。
様々な人種、文化に触れ、想像もしなかった沢山の事に、ものすごい衝撃を受けました。
そこで初めていろんな文化、特にイスラム教やそれらの地域についてもっと知りたいと思い、
これを機会に大学院を目指そうと思うようになりました。
マレーシアの他に中央アジア、中東の文化等についても勉強したいと思っています。

 マレーシアはマレーシア人、中国人、インド人等の様々な人種が犇めく他民族国家であり、イスラム教国です。
そしてそれぞれの人種の文化が共存しています。
ここペナン島はマレーシアの中でも華僑の割合が一番多く、島民の7、8割が中国系マレー人です。
人々の言語は中国、インド、マレー等の言葉がある中で、彼らの共通の言語として英語があります。
英語は公用語として使われる機会が多いのですが、実際の生活ではマレー語だったり、
中国人同士は中国語だったりと、それぞれの言語を話しています。
英語に関しては殆どの人が片言でも英語を話し、聞く事ができます。
しかし、マレーシアはマレー語とその他の言語混ぜた英語、いわゆる『マングリッシュ』になっています。
もちろん流暢な英語を話す人もいれば、何を言っているのか分らない人もいます。
これに関して、私が言える事は学校以外ではあまり英語の勉強にはならないことです。
思い切ってプライベート時はマレー語等を勉強するのも良いかも知れません。

 そのような所に私の通う語学学校であるELSペナン校があります。
ここに通っている約半数の生徒は中東、アフリカから来ている人達です。
実はあまり知られてないかもしれませんが、
中東諸国では主に英語を勉強するためにマレーシアを訪れるのが一般的になっているようです。
具体的にはサウジアラビア、ヨルダン、イエメン、パレスチナ、北スーダン等、
日本ではなかなか出会えないアラブ人達ばかりです。他にはマレーシア国内からや、
タイ、台湾、韓国、そして日本と言う風になっています。

 先日、友達のサウジアラビア人に、英語を勉強するのに何故マレーシアを選んだのかと言う質問しました。
彼の話によるとサウジアラビアはもちろん、これらの中東地域では英語教育にあまり力を入れていないそうです。
英語を本格的に勉強したいが欧米は物価が高くていけない、またビザの関係で入国しづらいなどある為、
それならばイスラム教国であり、物価の安いマレーシアに来て勉強しようというのが彼らにとって
選択肢の一つになっているようです。
また他の回答として東南アジアの開放的な雰囲気が良いからと言う答えもありました。
実際に観光地に行くと、マレーシアでは見られないヒジャブ(女性が着る全身を覆う真っ黒な服。主に中東で見られる。)
を着ている女性が多く見られます。
これらの事から中東の人達にとって、マレーシアは宗教的観点から見て比較的行きやすく、
また勉強でも観光でも人気が高い国となっているようです。

雰囲気は東南アジアの独特の雰囲気に中国を足したような感じで中国色が強く感じられます。

板坂優一 2011/10/17

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