最後のベル

On 2012/04/03 by 大野 遼

2011/5/25

本日近隣子供が通うマクタビ(小中学校)の卒業式に参加してきました。
旧CIS諸国全土で行われているらしいです。

旧CISの教育システムは日本と大きく違います。
まず午前、午後と2部制をとっていて、小中一貫の9年制です。
そして小学生から1コマ90分。インターバル休憩5分のみの通しで5コマ。
年齢は6歳からと日本と同じですが、1年早く入学している子供がいたりと、
わりかし自由な様です。

成績は日本と同じ5段階制、しかし学期毎に付けるのではなく、
毎日の宿題と授業によって科目ごとに毎回記録されます。
セメスター末に得点が合計され、それにより順列がつきます。

ウズベキスタンでは、ウズベク語で教えるクラス、
ロシア語で教えるクラスと2種類あり、同内容を2言語で教えています。
2つのクラスは入学時に選択され、それが卒業まで続きます。
数学はロシア語、歴史はウズベク語のように跨って選択する事は出来ないそうです。
基本的な傾向としてロシア語のクラスの方がレベルが高く、人気があります。

卒業式を皆「パスレドニー・ズヴァノーク」と呼びます。ロシア語です。
直訳で「最後のベル」で、終業を知らせる最後のチャイムということだそうで。
男女二人でペアになり校庭に集合。
その周りを肩車された女の子(多分1年生)がベルを鳴らしながら周り終了を知らせます。

その前に優秀生徒の表彰、偉い人の挨拶などがありましたが、
優秀だった先生の表彰をしていたのが印象的でした。
プレゼントはバザールで売られている中国製のブランケット。

日本の形式的な卒業式と違い、終始和やかな雰囲気で楽しげでした。
式の後は各々の家でパーティーがあり、先生へのお礼参り等の日本の伝統行事は無いそうです。
そして卒業式の翌日最後のテストがあるそうで、結局また行くらしいです。

その後9月まではお休みです。
写真では皆白いシャツに黒のボトムですが、制服ではありません。
普段は私服で通っていて、こういった行事に色の指定があるそうです。


“卒業式 ウズベキスタン
graduation ceremony in Uzbekistan.”

From Последний звонок в Узбекистан, posted by Yo Kanno on 12/25/2011 (78 items)

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